診断士2次試験振り返り①(参考書:ふぞろい編)

資格受験・活用
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こんにちわ。やっすんです。
今日は2次試験の振り返りで私が使っていた参考書たちをご紹介します。

基本的に2次もすべて独学で挑みまして、例にもれず市販の参考書のみで挑みました。
使ったのは大別すると下記教材です。

  • ①ふぞろいシリーズ
  • ②事例Ⅳ参考書
  • ③ネット(ブログなど)


今回は①のふぞろいシリーズについて記載していきます。
結論として、私のような独学組にとっては必携の本でした。

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ふぞろいシリーズって何?

2次試験初めての方はふぞろいってなんやねん?になると思いますので少し捕捉します。
ふぞろいシリーズという参考書群がありまして、独学組は必須レベルの参考書になります。

2次試験勉強を開始する際、何をすればいいのか?から入ると思いますが、
予備校に行かれる方以外は基本独学路線となると思います。
その際必ずと言っていいほどおすすめに出てくる参考書です。

内容は、実際の試験を受けた方の再現答案と実際の合否結果を集めてその回答内容を集計。
どういった要素を書けば合格点と思われる内容になるかという分析手法を用いた
記述問題対策書になります。

「合格答案」、「答案分析」、「10年データブック」、「再現答案」と全部で4種類あり、
初見の方はなんのこっちゃ?かと思いますので、下記に説明していきます。

ふぞろいな合格答案

まずベースとなる「合格答案」シリーズです。

答えが公表されてない2次試験で合格と思われる記述内容を推測する意味では
非常に優れた参考書です。ある意味道しるべを示してくれます。

毎年合格者が編集を引き継いで当該年度の分析を詳細に練られたうえで考察を書かれています。

自分が書いた答えと多数派の回答を照らし合わせて何が違っていたか、
どう書けば合格記述に近くなるのかを検証しながら学習できるので、
迷走しがちな2次試験では立派な指針となってくれます。
私もこれがなければ絶対受かってなかっただろうなあという参考書です。

あと、メソッド的には「キーワード採点」と「複数要素でのリスクヘッジ」を重視しています。
与件分に寄り添いつつ、大きく外さないようにキーワードを絡めたり、複数表記することで
リスクを減らすといったやり方が基本になります。その中で多数派の回答と照らし合わせて
大コケをなくすやり方が自然に身につくようにできています。

※2023年版は例年通りですとおそらく夏ごろに発売になると思われます。

ふぞろいな答案分析

上記の紹介したものはベーシックシリーズの「合格答案」になります。これは当該年度の過去問を詳細に分析、合格体験記など記載されている「年度の詳細分析」版になります。

似たやつで「答案分析」というシリーズがあり、これは
過去年度の合格分析の中で答案分析パートのみを複数年収録したバージョンです。
例えば2019、2018年分の答案分析パートを収録、みたいな。
2年ごとで発行されてるようなのでサイクルでいうとそのうち2020、2021年版が
発売されると思います。

私の場合、答案分析パートがあれば十分だったので
昨年度合格答案(2021年度)+その前4年分の答案分析(2020年~2018年)で
過去問5年分を揃えました。

ふぞろいな合格答案 10年データブック

あと超分厚いですが、10年データブックという2016年試験までの答案分析を集めたものもあります。これも役立ちます。

2次試験対策は結構事例を練習する勉強になるので、
10年分ほど過去問を解かれてる方が多い印象です。その際、
ちょうど答案分析が2016年過去問より前から掲載されているので、
これ一冊買うと2007年~2016年分の過去問はすべてカバーできる状態になります。

私の場合、1次試験後に2次対策開始した時間がない組だったので10年分は解けず、
合計7年分ほどしか対応できなかったので、2年分ほどしか使わなかったですが
やりこもうと思えば過去問ボリュームという面でかなり役立つ本です。
多数の問題にあたりたい方は必携かと。

ふぞろいな再現答案

最後は再現答案シリーズです。
これは合格答案の後半に合格者の再現答案を乗せ当日の過ごし方などを乗せているパートが
あるのですが、それを複数年掲載したものです。

合格者の再現答案を多数見てみたい、とかどう考えてこの回答を記載したかといった
読み物パート的な内容が収録されているので、過去問の答え合わせパートではない部分になります。

こういった読み物を複数年ほしい、という方は購入すべきですが、
私の場合は答案分析パートで十分だったので購入はしませんでした。
過去問答え合わせは答案分析の方でできるので、余裕があれば購入くらいでいいと思います。
(ここはお好みで)

まとめ

ふぞろいシリーズについては以上です。ポイントまとめると

  • 独学組は回答の公表されてない2次試験での回答指針になる。
  • キーワード、複数要素でリスクヘッジ手法が学べる。
  • バリエーション多く用途に応じてテキストをチョイスできる。

といったところですかね。
ほかにも2次対策参考書は色々出版されてきているので
最終的にはご自分に合った物を選んでいただくのがベストですが、
2次対策始める際は一回書店で中身を確認、自分にあってそうか?
を検証されるのをお勧めします。

次回は鬼門の事例Ⅳ対策について書きますね。

やっすんでした!